図らずもマイナー方面へ転がる日常
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アイス197X-198X
2007-05-17-Thu  CATEGORY: 思いつき
 予告どおり、今回はなつかしアイスの話の続きである。似たような話題でまた引っぱるかとの謗りもあるだろうが、私的には、

 むしろ珍しく有言実行であると言えなくも無い

 最初は、「宝石箱」の話からやっていきたい。これは、1978年より今は亡き雪印(アイスのブランドとしてはロッテが引き継いだ)より発売された高級アイスのはしりともいえる商品である。120円という、当時の並みのアイスの倍はする値段と、黒を基調としたカップのデザインのインパクトのためか、なつかしアイスといえば第一にその名が挙がるくらいに多くの人の記憶に残っているようだ。これが当時のパッケージである。

housekibako2.jpg

 現代の目線で改めて見ると、確かに高価そうには見えるのだが、高級そうに見えるかというと、少し違和感を感じる。なにかイメージとして、水商売の女性へのプレゼントといった趣があるのが原因か。このへんは時代の流れを感じさせる部分ではある。ちなみに味はストロベリー、メロン、オレンジの三種類があった。

housekibako03.jpg

 こっちは、他のアイスの懸賞(非売品)として復刻されたものの写真である。バニラアイスの中に、色のついた氷をあしらい、宝石に見立てているのだ。アイディアとセンスの勝利といえるだろう。

 味そのものは割と普通という意見が多いとしても

 黒系アイス繋がりであるが、高級とは無縁のなつかしアイス、クロキュラの紹介に話を強引に引っ張っていく。こちらの復刻版は一般に発売されたらしく、その画像を入手できた。

 
kurokyura01.jpg
 
 正確な名称は「クロキュラ」でなく「クロキュラ−」だった。パッケージに印刷された「君の舌を黒くするぞ!」という、仮にやられても大勢に全く影響が無さそうな脅し文句が、気弱そうな吸血鬼のイラストにマッチしていると言えなくもない。袋から中身を取り出すと、

kurokyura02.jpg

 名に偽りなしの真っ黒な棒アイスが顔を出す。中身のオレンジ味はまだ判らなくも無いが、黒い外身がストロベリー味だというのだから、味と全く関係ない色を付けていると言わざるを得ない。とはいえ、この漆黒色にする必然性のある食べ物を考えてみても、

 イカスミ味くらいしか私の頭には浮かんでこない

ので、仕方のない事なのかもしれない。

 食べてみると実際舌が黒く染まってしまう。蝶野正洋でもこう上手くはいかないだろうというくらい真っ黒になる。姉妹品には「アカキュラー」があって、こちらは舌が赤くなる商品である。どちらもその毒々しい色使いから、現在は使用禁止のやばい着色料を使っているとまことしやかに噂されもしたが、復刻されたことが証明するように、こちらに関してはどうやらデマだったようだ。

 余談に余談を重ねるのはいささか気が引けるが、クロキュラーとは無関係に、「ドラキュラアイス」と名付けられた地アイスが、青森県新郷村で販売されてるという。

 しかも何故かニンニク入り

 当の本人が食べられないものにその名前を付けるのは、なんだか嫌がらせのような気がしてならない。

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